ごめんけどダメ豆ちゃんには退出を願います

おそらく「自家焙煎」と名売って生業にされているところだと普通でしょうし、その意味するところもご存知だとは思います。が、なぜ?説明するのか。それは知らない方がほとんどだからです

 

ハンドピック

 

簡単に言えば、選別作業のことです。生産農家さんからの出荷の段階である程度の不純物は取り除かれてはいますが、そこは人間がやることですからミス、見逃しはつきもの。取り扱う農家さんの管理体制でも、混入の度合いが大きく違うのも当たり前。

一杯の美味しい珈琲に辿り着くために、当方のような焙煎士が関われるのはほんの一部。豆を仕入れて、焙煎して、抽出、提供。以上!

たったの4つの工程しかたずさわれないのです。美味しい一杯の為にできることは本当に限られています。

 

で、ハンドピック!この作業が重要になってくるのです。豆は農産物!ここのところを踏まえて次のステップへと話を移しますね。農産物ってことは、虫も狙ってます、美味しいキャベツに青虫とかが付くのと同じこと。美味しいものは虫も美味しく感じるのでしょうか?虫食いの豆、産地によってはかなりの確率で混ざってますね。他には死豆、カビ豆、など、味を邪魔するダメ豆ちゃん達。珍しいもので言えば、小石も混入率がやや高め。同業者の話によれば、現地のコインも入っていたことがあるとか。目印とか記念にわざと入れた可能性もありますよね、なんだか産地を近くに感じて面白いですよね?

コインももちろん、ハンドピックで除去いたしますよ〜

 

時間はかかりますよ、そらぁー。。一粒一粒目を通すわけですから、とは言え、こちらも人間、多少の混入もあるでしょうが、、

同じ豆なのに一緒なのでは?と疑問もおありでしょうが、そこは自信をもってはっきりと言えます

 

「まずいと」

 

基本的にダメ豆ちゃんたちは、ある程度まとまれば消臭用に焙煎して、人にあげたりしてます(欲しい方はいつでもどうぞ)

で、そうそう、まずいってなんで知ってるのか?ってことですよね、飲みましたもん。焙煎したダメ豆ちゃんをきちんとサイフォンで抽出して、飲みましたもん!

香りもイマイチ、味はボディがなく薄っぺらな味。とても美味しいとは言えません

 

選別によって美味しくなるのであれば、手間を惜しむ意味がありませんものね

 

 

焙煎する前には、すべての豆に目を通します、高価なもの、もそうでないものにも

こちらはウガンダ FLO(フェアトレード)のお豆さん。粒も不揃いで、あまりに小さすぎだったり、大きすぎるものもはじきます。未成熟の豆もそこそこ入ってます。のでそいつもはじきます。水分量がやや多めで、豆も大きなものが多いので、やや深めに焙煎しています。

 

こちらは、ルワンダ コーパックキロレロRA認証 珈琲で有名な映画でも産地の処理の映像がふんだんに使われていて、ご存知の方も多いかもしれませんね。ルワンダのお豆はねぇ、いい!!ダメ豆ちゃんが圧倒的に少ない。本当にこちらはとても助かりますよ、粒も揃ってますから味もいい。水分も十分に含んでますし、深煎りにも耐えれます。

 

 

ダメ豆ちゃんたち。黒かったり、虫が食ってたり、形がいびつだったり。

 

 

せっかく苦労して育ててくださったお豆さんたち、はるばる極東の日本まで旅してきたお豆さんたち、美味しい珈琲のためにできることは本当に少ないです。が、少しのことで美味しくなるのであれば、労力を惜しみません。

 

 

「美味しい」のために

 

 

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